夏祭り巡り
子育てが始まってから、私の一番の趣味だった「全国のお祭り巡り」は少しの間お休み中です。
昔からとにかくお祭りの雰囲気が大好きで、夏になるとあちこちへ足を運んでいました。
今でも鮮明に思い出すのは、青森のねぶた祭。
暗闇に浮かび上がる巨大なねぶたの迫力と、街全体を包み込む「ラッセラー!」の掛け声、体に伝わる太鼓の振動。あの圧倒的な熱気の中に身を置く瞬間がたまらなく好きでした。
熱気あふれる関西のお祭りにも何度も足を運び、熱狂する人混みの中で花火を見上げたり屋台を巡ったりした時間は、私の青春そのものです。
今は2歳になる娘との毎日が中心なので、昔のように遠出はできませんが、近所の神社で開かれる夏祭りに娘を連れて行くのが今の何よりの楽しみに変わりました。
甚平を着せて、小さな手を引いて歩く参道。屋台のあかりに目を輝かせる娘の姿を見ていると、私自身もどこか童心に返ったような、懐かしく温かい気持ちになれます。
自然が好きなので普段の公園散歩も大切なリフレッシュですが、やっぱり夏の終わりにお祭りの音を聞くと、夏にまつわる思い出が走馬灯のように頭を駆け巡ります。
趣味を諦めたわけではなくて、きっと「今の家族に合った形」に変わっただけ。
いつか娘がもう少し大きくなったら、飛行機や新幹線で旅行がてら、活気を一緒に肌で感じに行きたいなと、静かに夢を膨らませています。
それまでは、近所の屋台でかき氷を食べる小さな幸せを噛みしめながら、家族の夏思い出をひとつずつ増やしていきたいです。